2024.03.25
最近ギックリ腰の患者様が増えています。
腰が痛い、なので腰が悪い、腰をなんとかしてくれ。
僕も腰痛になったことがありますし、このように思っていましたが、今は違います。
人の身体ほど複雑で、未知の生き物はいないと思いますよ。
肉体と感情が密接に混じり合い、どちらもお互いに干渉してきます。
果たして腰が痛いからといって腰が悪いのでしょうか?
腰だけめちゃめちゃ使っていたり、逆に使わなさ過ぎたりしていたのでしょうか?
そういうことも多少はあるでしょうが、このように考えたほうが自然です。
身体全体が弱って来ていて、たまたま腰に痛みが現れた。
それが寝違いなど首に来てしまったり、頭痛として現れてしまったり、手足の痺れに出てしまったりする、と僕は思っています。
身体は超健康だけど腰のみ痛い、という図式はロボットの配線が切れかかっているとかならばありえますが、複雑な人間の場合は稀でしょう。
もちろん人間でも原因が明らかな場合はありますよ。
血管が詰まっているとか、神経が明らかに圧迫されているとか。
でも神経の圧迫の場合はその圧迫を手術でとっても痛みが取れなかったり、見た目めちゃめちゃ圧迫しているのに痛みがなかったりすることもあるので、それすら原因かどうかわからないこともありますね。
なので、痛みなどが出てしまった場合の考え方として、身体全体が弱ってきているサインとして受け止め、生活を見直してみるきっかけにしてくださればと思います。
とはいえ痛みはない方が人生が豊かになりますので、治療では即効性のあるような鍼灸治療を行ないますけどね。
痛みは今までのやり方を見直すサイン!
ご参考になれば幸いです。
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