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鍼灸院ブログ

【お灸教室】内臓っぽい名前の「臓腑」

2017.09.05 カテゴリー:中医学のお話 院長のたわごと 院長からお知らせ 

 

前回の記事「経絡とは?」では、身体に流れる経脈の名称をあげました。

 

「手の太陰・肺経」のように、聞いたことのある内臓の名前がチラホラ出てきましたね。

 

私達の身体の中には、

「肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓」

「胆嚢・小腸・胃・大腸・膀胱」

などの内臓が収まっています。

 

中医学にも体内に収まっている内臓のことを表す「五臓」「五腑」というものがありまして、

「肝・心・脾・肺・腎」

「胆・小腸・胃・大腸・膀胱」

となっております。

中医学にはこれ加えて「心包」と「三焦」というものもあり、これで十二経脈が完成します。

 

 

現代医学と中医学、使っている漢字は同じなんですけど、人間に対しての役割がちょっと違うんですよ。

 

 

現代医学の「脾臓」は主に免疫や血液への役割なんですけど、中医学の「脾」は「食べ物の消化・吸収・全身への分布」を行うメイン臓器なんです。

これとは別に、血液に関する機能もあるんですけどね。

 

また「脾」は「思考すること」と密接な関係があって、思慮が行き過ぎると食欲不振や胃痛など症状が現れるということになっております。

 

ちなみに「脾」は「胃」と夫婦のような関係にあるとされているので、脾経と胃経のツボを同時に取ることが多いですね。

 

 

 

ここで超簡単に中医学の臓腑の機能というか、わかりやすい特徴をまとめてみます。

 

【五臓】

肝:気を全身にめぐらせ押し出す大元。肝気が滞るとイライラ。血の貯蔵。

心:心臓の機能はもちろん、自分自身のこと

脾:栄養を全身に、そして上にめぐらせる。血を漏れさせない

肺:気・呼吸の大元

腎:成長・老化・生殖の大元

 

【五腑】

胆:決断を下す裁判官。消化も助ける

小腸:食べ物を栄養にし、不要なものと分ける

胃:食べ物を受け入れと、下へ押し出す力

大腸:水分の再吸収と便に関すること

膀胱:貯尿と排尿

 

超簡単と言っておきながら、まあまあなボリュームですみません(汗)

 

五臓には中医学の独特な考えが集約されています。

 

五腑はほぼ現代医学と同じですが、「胆」だけ特殊ですね。

 

決断するときに働いているのは「胆」だと言うのですよ。

 

「胆力」という言葉もありますし、面白いですね!

 

 

 

女性は生理などで「血」に関わることが多いですね。

 

 

五臓の中でも「肝・脾・腎」は「血」と密接な関係があるんですよ。

 

 

生理痛など女性特有の症状に効くとされている「三陰交」というツボがあります。

 

 

ここは肝・脾・腎の3つの陰の経脈が交わる場所なので「三陰交」と名称であり、女性に対して優しいツボなのです。

 

 

人には経絡の流れがあり、その各臓腑にはそれぞれ役割があるということがわかったところで、次回はお灸すべき代表的なツボを紹介していきますね。

 

と、同時に「気・血・水」についても説明します。

 

 

 


村上鍼灸院 お灸教室

2017年9月18日(月・祝)

場所:浅草橋 村上鍼灸院

料金:1000円(テキスト&お灸付き)

13時40分受付開始

14時スタート(約90分の講座です)

定員5名

 

ご予約はこちらから「お灸教室参加希望」とご記入くださいませ!

お電話、Facebookのページでも受け付けます。

 

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