夏も終わりに近づいてきました。

 

 

今年は梅雨に雨は降らず、明けてから雨が続き湿気で不快な日が多かったですね。

 

 

中医学では「風・暑・湿・燥・寒・火」を「六気」といって自然界の気候の変化を指します。

 

しかし、これが過剰になったり不足したりすると「六淫(六邪)」となって身体を犯すものに変貌します。

 

湿気の多かったこの夏、「湿邪」によるダメージを受けた方が多かったのではないでしょうか?

 

「湿邪」の特性はこんな感じ。

・気の流れを止め、特に胃腸にダメージを与える

・重く、不潔である

・ねっとりと粘り気があり、停滞する

・下降しやすく、身体の下部を侵しやすい

 

湿邪に犯されるとこんな症状が出ます。

 

・胃腸の不快感

・胸のつかえ

・スッキリ排便できない/下痢

・尿量の減少

・頭や身体が重い、だるい

・関節の痛み

・めやに、湿疹

・病が治りにくく、長引く

・むくみ(特に下半身)

 

最近は「深い咳が長く続いている」という患者さんが多いのですが、これは湿が原因です。

 

 

鍼灸治療ではその方の体質を見極めた上で様々なツボを組み合わせて治療するのですが、もしご自宅でケアされるのであれば、このツボを試してみてください。

 

 

足三里(あしさんり・足の三里・あしのさんり)

 

 

膝の外側のくぼみから指4本分下にあります。

椅子に座って膝を曲げた状態からだとわかりやすいですね。

押すと「じわ〜」っと響く感じがします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このツボを押したり、お灸をしてください。

 

 

足三里は「足の陽明胃経」に属する「合土穴」「胃の下合穴」「四総穴」、お腹の病全てに効くとされています。

 

このツボをチョイスした理由は、まずは見つけやすい!

 

そして「補気」をメインとするので押しても安全、湿邪にやられた胃腸を健全にし、足の疲れはもちろん身体全体の疲れを癒やしてくれます。

 

 

「気」には身体を温める効果があります。

湿邪は寒邪・風邪とくっつきやすいので、冷たいものやクーラーなどで体調を崩す方にも効果がありますね。

 

 

疲れが酷い場合は、足の三里から下方向にスネに沿って押したりお灸を5,6個同時にすえるのもよいでしょう。

 

 

松尾芭蕉も「足三里」にお灸をすえて奥の細道を旅したと言われています。

 

 

本来、日本では梅雨の時期にひどくなる湿気ですが、この夏はずーっと湿度が高かったですからね。

 

 

足三里を押して乗り切ってくださいませ!

 

 

【お知らせ】

村上鍼灸院のホームページが新しくなりました!

http://murakamishinkyu.main.jp/

こちらのURLでは、治療内容をメインに更新していきます。

 

元からあったこちらのURLでは、僕の人となりを知ってもらうべく、ブログを中心に更新していきます。

村上鍼灸院(ブログ用)

 

 

どちらも引き続きよろしくお願いします。