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鍼灸院ブログ

最近多い脈象〜弦脈〜

2017.05.18 カテゴリー:脈診 マインドメイク 

 

僕は必ず患者さんの脈を診て、状態を判断する材料にしています。

 

気も血も足りずスゴく疲れている人は「細脈」といって脈が糸のように細く、しかし指にハッキリ触れる脈になります。

 

寒邪が体内にはいったり、強い痛みが身体にあると「緊脈」といって張り詰めたような脈になります。

 

中医学的な水液代謝に問題があったり、妊娠しているときは「滑脈」といって、お盆に珠を転がしたような脈になります。

 

 

最近良く出てる脈があるんです。

 

 

それは「弦脈」。

 

琴の弦を按じるような脈なのですが、これはストレスが強い人に多いのです。

 

 

ストレスのため胃腸の調子が悪くなったり、鬱々とした気分になったり、イライラしたり、身体のどこかが痛くなったりします。

 

 

 

弦脈は「春の脈」で、多少出てきやすくはある時期なのですが、気候の変化が顕著な季節は5月病を代表するように心が不安にもなりやすいのです。

 

 

なので増えてきてるのですね。

 

 

脈診では、本人が気づかないような微妙な変化を診ることが出来ます。

 

 

特に長い間同じ患者さんの脈を診ていると、その変化は大きな判断材料になり、より正確性が増します。

 

 

弦脈が出ている場合、このツボは間違いなく使います。

 

「太衝」

 

足の厥陰肝経の「兪土穴」「原穴」であるこのツボは、足の親指と人差し指の間を足首の方につたっていって、指が止まるところです。

写真 (1)

太衝

 

 

 

 

 

 

過去記事も見てみてください。

ストレスが最後は自分自身を焼き尽くす

 

 

 

また、「肩井」という肩にあるツボも僕は良く使います。

 

このツボは肩コリのツボとして有名なのですが、不安定な心の波を落ち着かせる効果があるのです。

 

 

座った状態で肩を揉むという行為は、中医学的にも心に平安をもたらしてくれるのですね。

 

KEnSEI

肩井はこの辺!

 

 

 

 

 

 

 

脈はすぐに変化しますよ。

 

 

気候も不安定なこの季節、誰かとお互いの肩を揉んで、脈の変化を感じてみてはいかがでしょうか?

 

 

どの脈が「弦脈」というのがわからなくても、「さっきと脈が違う」ということが分かっていただけると思います。

 

 

まずはそこから、自分で脈診!

 

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【過去記事】

なぜ脈を診るのか?

 

 

 

incho

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