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不眠について

2017.03.03 カテゴリー:不眠・途中覚醒 

 

睡眠に問題があると、健康ではいられません。

 

これは当たり前です。

 

東洋医学(中医学)では睡眠をどのようにとらえているでしょう?

 

睡眠について、基本は「陰陽」で説明しています。

 

陽気が優勢な日中は活動的になり、陰気が優勢な夜には、睡眠をとる。

当たり前の事を言ってますよ。

 

現存する中国最古の医学書と呼ばれている「黄帝内経」では、

「陽氣盛則瞋目.陰氣盛則瞑目.(霊枢)」

(陽気が盛んであれば目はすっきり見開き、陰気が盛んであれば瞼は重くなり閉じる)

 

「人臥.血歸於肝.肝受血而能視.(素問)」

(人は横になると、血は肝に帰る。起きているときは血が働き、良く見えるようになる)

 

起きているときに血は身体の各部で働き、それが肝にもどり休まることで睡眠できるようになる、ということですね。

 

これが本来の形である、と言っています。ちょっと難しいですけど。

 

 

 

 

不眠の場合は、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の「心」の機能失調で不眠になります。

心は精神・意識・思惟活動(考える事)を主催する機能があります(心は神志を主る)。

 

「血液」は神志活動を担う基礎物質です。

心には「血脈を主る」という機能があり、これに異常をきたすと、精神にも異常をきたし不眠になってしまうのです。

 

 

 

陰陽のバランスが崩れ、陰性の物質である「血」が火で焼けつくされたり、栄養不足になったりすると「血」そのものが足りなくなり、眠れなくなる、といった感じですかね。

 

 

血は食べ物から作られます。

 

なので、睡眠に異常のある方は胃腸系に問題のある方が多いです。

 

胃腸に問題のある方はその治療を、問題のない方は「心」を弱らせる原因になっている他の臓の治療、「心」そのものの治療、もしくは陰陽のバランスを調整する治療などに絞り込みます。

 

 

いずれにせよ、「血」を充足させるための治療を施すのです。

 

 

睡眠の問題に対して「血」の治療。

 

 

対処療法ではなく「体と心」全てを健全なものにする、という東洋医学は考え方は本当に面白いですね!

 

 

めずらしく真面目に(?笑)中医学!

 

 

鍼灸治療は不眠に効果ありますよ!

 

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situmin

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